【レビュー】DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)
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デモンエクスマキナの”正直な”レビュー
とりあえず、ストーリークリアとマルチを少し遊んでみたまでの感想です。
プレイヤー名は俺の趣味だから気にしないで…
ストーリークリア時のプレイ時間は16時間程度で、マルチは友達と野良を巻き込みつつ少しだけプレイしまして、大体20時間以上はプレイしました。
神ゲーとまではいかないけど、個人的にまあまあ面白い凡ゲー止まりですかね。爽快感の手前でどうしても阻害されてしまう要素が多かった気がしました。それと、やりこみ要素がちょっと少ないのかな。
攻略情報もまだ少ないと思いますし、攻略メモ的な部分とこのゲームの良いところと悪いところも全部ひっくるめて書いていきたいと思います。というより、あんまり良い感想は出てこないかも。
序盤から中盤は弾切れ&弾切れのオンパレード
まず誰が遊んでもこのゲーム弾切れします。絶対に弾切れします。断言します。デモンエクスマキナは弾切れとの戦いのゲームです。
弾切れの対応策として、雑魚を倒すと弾を補充できるアイテムをドロップするけど、必要な武装の弾をドロップするとは限らないし、何より対アーセナル戦だとザコ敵が一切沸いて来ないステージが多かったです。巨大ボス戦でも雑魚の沸き具合はイマイチだし、そもそも弾の補充方法が雑魚からのドロップ以外に設定出来なかったのかよって思った。
フェムトを補充できる場所がそこらにあるのに弾が自由に補充できないのはかなりストレスだった。弾切れの対策は手段としてゼロではないけど、そんなの気休め程度でどうせならフェムトから弾に変換してやりたかった。そもそも時間経過で補充できるフェムトをそんなに回復させる必要あった?と感じた。
チュートリアルに標識などステージに落ちてるオブジェは投擲アイテムとして使えることもできるってあったけど、標識ってチュートリアル以外にあったっけ?ってレベルで存在が薄かったので、弾切れの対応策は何かもっと欲しかったという不満点がてんこ盛りだった。
あまり戦略性を感じられない火力ゴリ押しゲー?
とりあえず、ターゲットをロックオンして武装のボタンを全押ししてるだけで相手が死んでいることが多かったです。オーダーの大半としても敵を殲滅する以外にやることが無かったので、何かもっと戦略性を出しながら戦闘がしたかったなというのが、大半の戦闘シーンに対する感想ですかね。
存在する戦略要素というのを強いて言えば、巨大ボスに対しては弱点を狙って撃つぐらいでしょうか。でもそんな要素はエイムの一種にしか過ぎないので、やっぱり何かしら勝つための戦略を考えさせるような要素は欲しかったです。
殲滅以外で変わったオーダー内容と言えば、アウター状態でアーセナルを奪う潜入や爆破する基地からの脱出などこの辺りは多少の盛り上がりを感じられましたけど、全部あともうちょっとワンアクション盛り上がりがあったらなというステージが多かった。
お互いの近接武装が激突したときに鍔迫り合い演出に入って連打勝負が始まったりしますけど、勝っても相手が少しよろけてバズーカを一発当てられる程度の隙しか晒してくれないので、もう少し派手に攻撃させてくれてもいいんじゃないかなとかも思った。
撃墜したアーセナルから武装をパクることもできますけど、マルチだと撃破した機体に急にみんなが群がり出すので、なんか死体に群がるハイエナ感が出てしまっているので剥ぎ取りの演出としてなんか微妙だなと思いました。
処理落ちと操作を受け付けない場面が目立つ
描画フレームレートは多分最大30FPS程度で、雑魚に向かって武装を連射してるだけで結構な処理落ちが発生する。少しプレイして慣れてくるとあんまり気にならなくなってくるけど、素早い敵を視界に収めるのに必死になってるからあんまり気にならなくなってるだけかもしれない。正確には、敵がどっちに行ったのか画面の中心しか見てないから、描画枚数が少なくても気にならなくなるのかも。
ただ、やっぱり平均60FPSのヌルヌル動作で遊びたかったなーというのが正直な感想。
何故Switchで出したし。
あと、敵が沸いたり通信が入ったりすると画面が停止して一瞬操作を受け付けなくなる場面が結構多い。1~2秒程度で短いからあんまり気にならない人もいるかもしれないけど、やはり見て分かる程度には画面が停止するのでどうしても気になった。
極端な例を紹介すると、撃墜した敵から未取得の武装を選ぼうとするときに操作が受け付けなくなって、既に持ってる武装を間違って選んでしまう事故が2,3回ぐらいあった。
まぁ、取り返しのつかないレベルではないからそこまで気にならないんだけど、ヌルヌル操作のアクションゲーを求めてるプレイヤーにとっては画面が一瞬でも止まってしまうのが若干ストレスを感じさせる要素にもなるので、やっぱりこれだけは残念だった。
でもまぁ、プレイしてるうちに慣れます!!惜しいね!ってだけの話です。
他にもオーダーを受ける画面やハンガーの画面を遷移するだけで一瞬操作を受け付けない時間が少しだけ長い。「画面遷移した後は若干操作を受け付けないんだな」と理解すれば慣れで埋められるけど、サクサクメニューを操作したい人にとってはこういった細かい要素もストレスになりえる気がする。
オートセーブをオフにすることで、機体をいじった後にメニューに戻るとカクつく動作がなくなります(手動セーブはメインメニューのオプションから) #デモンエクスマキナ #DAEMONXMACHINA #NintendoSwitch pic.twitter.com/y4L8cpkl1S
— むくくず (@mukukuzu) 2019年9月17日
どうやら原因はオートセーブらしいので、オプションからオートセーブをオフにすれば解消するらしい。
※設定変更の代償としてセーブし忘れないように注意!
みんなはストーリーについて来れた?
ラッキーボーイだぜぃ☆
豪華声優陣による通信はとても賑やかですけど、それに対して操作キャラが喋ることは無いし、何か身振り手振りリアクションを取ることも無いので、完全に置いてけぼりでした。
実質逆シャアw #デモンエクスマキナ #DAEMONXMACHINA #NintendoSwitch pic.twitter.com/NYrh6zlNJr
— はしも (@hashimo91) September 15, 2019
シャアとアムロ声の二人が激突するけど、俺は・・・?って感じ。
キャラクター毎にそれぞれの因縁はなんとなく存在してるけど、ストーリーでは各キャラクターについて掘り下げがあまりないので感情移入をする前にキャラクターの語り口調が独り歩きしていて、「一体何を見せられているんだ」状態のままストーリーが展開していきました。あまりにも興味がわかなくて、とりあえず早く撃たせろということばかり考えていました。
ストーリーのピークはシャアとアムロ声の二人が巨大ロボを撃破する場面だったかもしれません。
キャラメイクがあった割に劇中に操作キャラがバストアップで表示される場面もかなり少なかったので、なんかストーリーに参加してる感じがかなり薄くてイマイチ盛り上がりに欠けました。ついでに、一番成果を出してるのに最後までルーキー呼ばわりなのが悲しかった。
ルーキー!独り立ちの時だ!!
お兄ちゃあああん。
巨大ボス戦がやたら硬い
シングル、マルチともに微妙なところ。
やっぱりボス戦でもやることが高火力武装で弱点を撃ちまくるだけだった。ただ硬いだけで弾切れにストレスを感じつつ撃ちまくるだけ。しかもボス戦なのにドキドキ、ハラハラさせるような要素が無くてどうしても緊張感が出ない。なんというか、盛り上がりとしての気持ちに緩急が付かないといった感じ。
ただ撃って撃って撃ちまくる。そう、戦場では敵を倒すことだけを考えていればいいのだ。その姿はまるで、思春期の感情を殺して撃ちまくる戦場のプロフェッショナル。
お前を殺す。(デデン!
残念な巨大ロボを操作するシーン
普通巨大ロボを操作する場面って、無敵の無双感を楽しむステージだと思うんですけど、動きが鈍重過ぎてガッカリ感半端ないだけでした。
動きが重すぎる、狙った雑魚を倒せない、一度入力した行動から帰ってくるまでが長い、追加ミッションを達成しようとすると地味に手際よく敵を倒す必要がある。
などなど、不満に対して楽しいと感じられる場面は冗談抜きで一つもありませんでした。
やっぱり巨大化は負けフラグなんや。
弾切れ対策について
このゲーム普通にプレイしていると、どうしてもガンダムWのトロワ並みに弾切れをしてしまいます。
「ん?弾切れか?」と諦めて自爆ショーを始める前にまだやれることはありますので、もうちょっと頑張ってみましょう。
雑魚狩りで弾をドロップさせる
このゲームの基本的な弾の補充方法です。
ザコ敵を倒すと黄色く光った球体をドロップすることがあります。拾うと表示された武装の弾を補充することができますので、これを拾うように立ち回りましょう。ただし、序盤から拾うのではなく残弾が減ってきた頃から思い出したように集めるようなプレイングをするのがいいでしょう。
弾切れ武装を捨てて新しく敵の武装を使う
チュートリアルで「武装に空きスロットがあれば装備することができます」とさらっと説明があった気がしますけど、弾切れした武装の捨て方の説明は無かった気がしますね。
初期配置だと十字キーの左右に割り振りされたレフト・ライトパイロンの切り替えのメニューを表示させながら、十字キーの上のウェポンパージのボタンを長押しすることで装備している武装を投げ捨てることが出来ます。これで武装に空きスロットができますので、この状態で撃破した敵機から武装を剥ぎ取ればそのまま装備することができます。
なぜこれをストーリーのチュートリアルに挟まなかった・・・?あったっけ?
一応、投げ捨てた武装にも攻撃判定があったりします。何気に威力が高いです。
近接装備を1つは持っていく
ソード、太刀、メイス系の近接武装ですね。
完全に弾切れの状態になってもパイロンに近接装備を装備して出撃していれば、弾補充の際に近接攻撃で敵を倒すことができますので、弾の節約や弾補充の最終手段として装備していくことをオススメします。
完全に弾が切れた!ザコ敵もいない!
あきらめましょう。
まぁ、やりように寄っては本当に諦めるしかないステージがあったりしますけど、そうならないような貧弱な装備をしてこないというのも対策ですかね。しっかりステージクリアを見据えた武装を整えてから出撃しましょう。
ネタバレ:ラスボス戦の攻略法
気になる人は文字を反転させて読んでください。
誰だこのミニゲームみたいなラスボス戦を考えたやつは!!出てこい!!
装備は回復武装があればとりあえずなんとかなります。
このラスボス戦、弾を補充する方法がどこにも存在しません。普通に空中で撃ち合っているとそのうち弾切れして、近接武装で殴りに行く以外ダメージを出す方法がなくなってしまいます。弾切れしたのに相手の体力が8割以上残って絶望してしまった人は、さっさと床下に降りて地上で戦うようにしましょう。
実はステージ中央の床の凹みの周囲に投げると爆発してダメージが与えられるタンクがたくさん埋め込まれています。近づいてAボタンでタンクを拾うことが出来ますので、当てるのに少しコツは要りますが拾っては投げてを繰り返すだけで楽に勝つことが可能です。
タンクを投げて本体に命中させると2000を超えるダメージが出ますので、タンクを投げて頑張って命中させましょう。体力がやばくなったら柱の裏に隠れて回復をします。
命中させるコツとしては、とりあえずタンクを拾ってから攻撃を避けて相手の攻撃の隙に中心の本体に向けてタンクを投げると、とりあえずタンクをぶつけることができます。足を止めてから照準を合わせて投げるより、先に照準を本体に合わせてから投げて当てたほうが操作が簡単です。
敵の行動パターンとしては、こんな感じです。
ベイブレード突進:真横にブーストで回避できる
2本レーザー攻撃:終わるまで中央の柱の裏で待機
ファンネル攻撃:ある程度の被弾は覚悟でうろちょろ動いて回避する
極太ゲロビ:相手の体力を減らすと使ってくる
2本レーザー攻撃が一番痛いので、これを使われたら回避に専念しましょう。撃ってこなくなるまで柱の裏で待機がおすすめです。相手の体力を減らすと極太ゲロビを使ってきますが、相手の正面にいなければ全く当たらないクソザコ武装かつ隙だらけなので、その間にタンクを拾ってブチ当てるようにしましょう。実はこの極太ゲロビも柱を貫通してこないので、柱の裏が安置だったりします。
ラスボス戦がタンク投げるだけのミニゲームでショックでしたね。ハイ。
隠し武器:ダレンスレイブ入手時の注意点!
隠し武器のダインスレイブを入手する際に気をつけたいことがあります!
■オファーオーダー/ランクEの「市街地掃討作戦」(ストーリークリア後に再出撃可能)
隠し武器のダインスレイブは1~3スロットのレアリティが存在しています。ガーゴイル像を破壊したときに3スロットのダインスレイブが出現したら取得するようにしましょう。3スロが出なかった場合は、リトライして3スロが出るまでリトライしましょう。
既に3スロットではないダインスレイブを拾ってステージクリアからオートセーブされてしまうと、取り返しが付かないので要注意です。知らずに拾ってしまうと、2スロを拾ってオートセーブしてしまった僕みたいになります。
まぁ、性能は意外と普通の近接武装だったりするので、そこまで気にする要素でも無いと思います。一応、ダインスレイブ自体は裏ファクトリーで作ることも可能です。
まとめ:総合評価
星5が最高得点として、個人的には星3ぐらいのゲームでしたかね。うーん、惜しいところも多いけど嫌いじゃないというのが感想です。現状の不満点がアプデで解消されたら星4ぐらいにはなると思います。
今後はアーマード・コアの意思を完全に受け継いだデモンエクスマキナが出てくれることを期待しています。もうそれアーマード・コアでいいんじゃね
現状だと、地球防衛軍?モンハン?なのかどっち付かずな気もするので、オリジナルで楽しめる要素はもう一声欲しいですね。「デモンエクスマキナは○○が面白い」と自信を持って言える要素が1つか2つは欲しかったです。
まだ実装されてないですけど、実装予定のPvPモードにはちょっと期待しています。というか、これが面白くなかったらマジでやることがない気が…PvPもザコ敵が沸いてこないとお互い弾切れして拳で殴り合うだけにならないか心配になってきました。それはそれで面白そう。
本当は良いところも書きたいんだけど、楽しいと思える手前に何かしら邪魔する要素が出てきてしまうので上手く書けなかった。そういう意味も込めて冒頭で”正直な”レビューと表記しました。なんか、ボロクソに言ってそうなレビューになってしまいましたけど、ストーリーとは無縁のフリーミッションはシンプルに楽しめました。
惜しい点が多いゲームですけど、ハイスピードなカスタマイズロボアクションゲーがやってみたかったらちょうど良いと思います。気が早いですけど、デモンエクスマキナ2に期待を込めて気になっていたら手にとってみましょう!
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